カテゴリ: 多発性硬化症

今年は春インフルエンザが流行っているようですね。
会社の同僚もインフルエンザで休んでいますし、人ごとではありません。

実はいま、ビタミンDと自己免疫疾患の関係を探っています。

インフルエンザと言えば、4月17日のニュースで、ビタミンDに予防効果があることが示されました。
東京慈恵会医大などの国際共同研究グループが、世界11カ国、1万1,000人のデータを解析した結果ですので、かなり信頼性が高い情報です。

イワシなどに含まれる「ビタミンD」をとることで、インフルエンザなどの発症リスクが2割減ることがわかった。
東京慈恵会医大などの国際共同研究グループが、世界11カ国、1万1,000人のデータを解析したところ、 ビタミンDを摂取し続けた人は、摂取していない人に比べ、インフルエンザや肺炎など呼吸器の感染症を発症した人が、およそ2割少なかったという
ビタミンDは、日光に当たると、体内で作られるほか、イワシやサバ、サケなどに多く含まれている。
from 「ビタミンD」摂取でインフル発症が2割減



1万1000人を対象とした調査というのは、とても大規模な調査ではないでしょうか?

大規模な調査は多額の予算も必要です。
それにも関わらず、調査を遂行できたのは、調査前にビタミンDの効果があることが、ほぼ確定していたからではないかと思うのです。


免疫に効果があることは、自己免疫疾患にも影響があるかもしれないと考え、検索して調べたところ、 ビタミンDが欠乏すると多発性硬化症の発病リスクが高まるというニュースを見つけました。

カナダ・マギル大学(McGill University)の研究者、ブレント・リチャーズ(Brent Richards)氏らによる今回の研究では、多発性硬化症の患者1万4498人と健康な人2万4091人のデータを照らし合わせ、ビタミンD量の遺伝的な欠乏と多発性硬化症の発症率の関連性を分析。遺伝的にビタミンD量が欠乏している人は、多発性硬化症を発症するリスクが2倍になることが明らかになった
from ビタミンD欠乏で多発性硬化症のリスク増、遺伝学研究で確認



そして、このビタミンDに関連して、サーファーに花粉症はいないという本があることを思い出しました。ビタミンDは日光を浴びると体内で作られることが分かっています。つまり、このタイトルは、 ビタミンDを摂取すれば花粉症になりづらいと書いているのです。

斎藤糧三
小学館
2013-02-08



レビューを読むと、サーファーにも花粉症はいる!と反発している人がいますが、ビタミンDを摂取することで花粉症になっていないと記載しているものもありました。

この本を読んで早速ビタミンDサプリの摂取を始めたところ、おかげさまで花粉症の症状が断然楽になりました!!「まだ花粉飛んでないのかな」と思いきや、周囲はくしゃみ、鼻水ズルズルではないですか!物心ついた頃、花粉症という名前が出る以前から自他共に認める重度の花粉症であらゆる民間療法やらハーブ、食事療法を試しました全然ダメ、結局薬のお世話にならざるを得なかったのに、今年はこんなに楽になるなんて!本当に嬉しいです。私の場合ビタミンDを摂取すると30分前後程でに症状が楽になります。最近ビタミンA不足の症状が出始めたことがあったので適度にレバーを食べながらビタミンD摂取続けています。
とにかく、この季節に首から上がちゃんと機能している事が本当に嬉しいです。初めて春の到来を心から喜べています。
花粉症で薬漬けになっている方々に是非ともこのスッキリ感を味わって頂きたいです。
またこの本は栄養学についてもとてもわかりやすく書かれている上に、科学的な観点からの記載も含まれとても説得力があります。
「現在の栄養学は時代遅れ」と言われたりしていますが、最新の情報を入手する努力をすることが自分の身を守ることに繋がることをこの本を読んで身をもって体感しました。
このことを期に栄養療法を引き続き勉強していきたいと思います。良い本と巡り会えたこと、感謝です。



また、多発性硬化症、花粉症だけでなく、ビタミンD欠乏と自己免疫疾患の関係に関する情報も見つかります。

ビタミンDは、実は骨の発育だけでなく、その他の疾病リスクにも大きく影響をしています。不十分なビタミンDは甲状腺機能亢進症、免疫系の病気(1型糖尿病、多発性硬化症、関節リウマチ、クローン病)のリスクを増やすという報告が数多く出て来ています。これは、ビタミンDが免疫系に関連するリンパ球などを活性化する働きがあるからだと考えられています。また、生活習慣病として知られている高血圧や心筋梗塞なども、ビタミンDの量が不足していることが影響していると言われるようになっています。さらには不妊症とビタミンDの関係性も指摘されていて、ホルモンのバランスにも無くてはならない役割を果たしています。
from 第34回 『ビタミンDは腸内環境とも関連がある!?』 | オーエム・エックス博士の知恵袋



ビタミンD 欠乏とある種の自己免疫疾患の発生率上昇との間に明らかな関連があることが示されているため、自己免疫応答の調節における内因性VDR アゴニストの生理学的役割の解明は、臨床において利用できるVDR アゴニスト開発に方向性を与えるであろう。合成VDR アゴニストが示す抗増殖性、分化促進性、抗菌性、免疫調節性、抗炎症性は、関節リウマチから全身性エリテマトーデスまで幅広い自己免疫疾患、さらに可能性として、多発性硬化症、1 型糖尿病、炎症性腸疾患、自己免疫性前立腺炎の治療に利用できる可能性がある。
from ビタミンD 内分泌系による自己免疫疾患のコントロール



私はこのブログにおいて、多発性硬化症、花粉症などの自己免疫疾患の原因が似ていることを示してきました。その共通項は腸内細菌が原因ではないかと探ってきましたが、ビタミンDの欠乏も同じように
共通項として挙げられるのではないかと考えはじめています。

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毎日新聞のウェブサイトで、神経の自己免疫疾患である、多発性硬化症に関するニュースが発表されていました。


多発性硬化症を抑える免疫細胞、腸内に存在 マウスで確認

 このブログではさまざまな情報をまとめ、腸内細菌が自己免疫疾患の原因になっているのではないかという仮説をもとに情報を発信していますが、

今回もまた腸内細菌の影響があることが確認されました。

 
自己免疫疾患は、ガンとは正反対の病気です。

ガン細胞は毎日5000個発生していますが、免疫によって正常に破壊されているときには、問題は発生しません。しかし、特定の条件下で免疫は攻撃しなくなり、がん細胞は増殖して問題化します。


自己免疫疾患は、それとは逆で、正常な細胞を免疫が破壊してしまう病気です。

一方では、免疫は攻撃せず問題化し、他方では、免疫は攻撃しすぎて問題化します。


私の単純性潰瘍も、白血球に暴走により、腸の一部が免疫によって破壊されていて問題化しています。

潰瘍性大腸炎とクローン病は、大腸や小腸などの消化系がターゲットです。

リウマチは関節がターゲットです。

そして、多発性硬化症は神経の皮膜がターゲットです。この皮膜が攻撃にさらされると神経がむき出しになるため、痛みを感じるそうです。


問題が発生する場所はそれぞれ違いますが、白血球の暴走という一点では共通項があると思っています。


今回の発見によって、腸の粘膜の中にある免疫細胞の一つである「CD4陽性IEL」が、多発性硬化症を抑える働きがあることが判明しました。
 
この免疫細胞を活性化する腸内細菌がいることや、ブロッコリーやキャベツなどに多く含まれる物質がこの細胞を活性化させることなども発表されています。


国立精神・神経医療研究センターのサイトにはより詳しい情報が掲載されていました。

 神経難病「多発性硬化症」に伴う脳脊髄炎症を抑える新たなリンパ球を動物モデルの腸上皮内で発見

注目したのは「リンパ球」という単語。

潰瘍性大腸炎やクローン病、リウマチを漢方薬で完治させようと試みている高槻市の松本医院では、リンパ球のパーセンテージを気にしていました。

  また、そのリンパ球が腸管粘膜でできるためには、腸内細菌や、アブラナ科の植物などに含まれるアリール炭化水素受容体リガンドと呼ばれる物質の働きが重要であることを見出しました。 
そして、IELの腸への誘導には、腸内細菌ブロッコリー、キャベツや白菜といったアブラナ科の植物に多く含まれるアリール炭化水素受容体リガンド(*7)と呼ばれる物質が重要であることを突き止めました。


また、結びには、

これらの結果より、腸内環境は、MSにとって‘良いリンパ球’の産生に重要であると考えられました。これは、食生活の変化に伴う腸内環境の異常により、研究グループが見出した腸の‘良いリンパ球’が減少してしまうことが、MS発症の原因である可能性が想定され、今後この研究成果を礎にした画期的なMS治療が期待されます。

とあります。腸内環境を整えることが重要と書かれています。

まだまだ情報がありますが、ここから先は私の頭では無理でした。

興味をお持ちでしたら、リンクをたどって読んでみてください。

 
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落語家の林家こぶ平さんは、自己免疫疾患の多発性硬化症にかかっています。

多発性硬化症とは、神経を覆う膜を白血球が攻撃する病気で、徐々に神経がむき出しになって神経に直接触れるようになるため分 、とても痛みを感じるそうです。

僕の病気は炎症性腸疾患といい、白血球の攻撃対象は「腸」です。

白血球の攻撃対象によって病名が変わってきます。

指の関節なら、リウマチ。
気管支なら喘息と。

僕は「白血球の暴走」に着目して、自己免疫疾患の発症理由は同じと考えて情報収集してきました。


医学者たちの研究から原因は「腸内細菌」にあると分かってきました。

そして、今日判明したのも腸内細菌がらみです。

国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は9月15日、神経難病である多発性硬化症(MS)患者の腸内細菌叢について解析を行った結果、細菌叢構造の異常、特に特定の細菌で著しい減少がみられることを明らかにしたと発表した。

注目してもらいたいのは、「特定の細菌の著しい減少」という言葉です。

特定の腸内細菌が少なくて病気になるということなんです。


患者20人からとった数百種類の腸内細菌数を遺伝子解析で分類した。健常者40人と比べた結果、19種類の菌が明らかに少なく、そのほとんどがクロストリジウム属菌というグループの菌だった。チームはこのグループの菌が炎症を抑える働きと関連している可能性があるとみている。

人間と細菌の共生のバランスが崩れてきたことが、新しい病気を生み出す原因になっています。

マクロビオティックは、日本で生まれた考え方で食事療法のひとつですが、民間療法であるが故に医学的な見地から検証できていませんでした。

しかし、腸内細菌を軸に考えると地産地消などの有効性は筋が通ります。


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僕自身が治らなければ意味がないし、証明にもならないので、残念です。

がんばろ。
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