高額療養費制度という制度をご存じでしょうか?僕は、ライフネット生命の社長である岩瀬大輔さんが書かれた『生命保険のカラクリ (文春新書)』という本で知りました。

一言でいうと、“あまりにも医療費が高額でも、高額療養費制度が適用されるのでだいたい月10万程度で落ち着く”というものです。この制度は本当に助かりますが、1つだけ罠があります。

生命保険のカラクリ (文春新書)
岩瀬 大輔
文藝春秋
2009-10-17




それは、“有効期限は発効日の属する月からで、前月に遡っての発行はできない”というものです。

どういうことかというと、高額療養費制度によって発行される限度額適用認定証は、受付した日の属する月から適用されるため、例えば脳梗塞や車の事故などで急な病気や事故は適用外になる可能性があるというものです。

関東ITソフトウェア健康保険組合のサイトには例が載っています。
例)4月30日受付  4月1日から有効
  5月 1日受付  5月1日から有効
from http://www.its-kenpo.or.jp/hoken/situation/case_07/kougaku/shinsei.html



僕は、炎症性腸疾患に罹ってから、これまで4回入院しました。そして、この罠を知らなかったので、初回の2012年10月分は、限度額適用認定証の申請が間に合わず11月になり、10月分は適用されませんでした。

2012年 10月〜11月
2013年 7月〜8月と11月〜12月
2014年 7月〜8月


幸い、医療費の負担が高くなかったので安心しましたが、脳梗塞などに罹ると医療費が飛び抜けて高額になります。
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たとえば、カテーテル治療では180万円かかるため、保険適用後でも54万円かかります。

高額療養費制度であれば、10万円ですみますが、限度額適用認定証の発行が遅れれば、54万円を支払う必要があるのです。

これはあんまりすぎますよね。

厚生労働省の通達により「発効年月日欄には、申請のあった日の属する月の初日を記載すること」と定められているため、前月に遡っての発行はできません。


と、厚生労働省の通達によって決められてしまったようですが、このような知らないひとが損する制度は好きではありません。

このことについてあまり知られていないようなので、もし知らないひとがいたら教えてあげてください。