炎症性腸疾患になって、当初、原因として考えていたのは「リーキーガット症候群」でした。

リーキーガット症候群とは、大腸の内壁の防御反応が破綻して、体内に取り込むべきではない物質が取り込まれる症状のことを指します。

なぜ、リーキーガット症候群が発症するのか、そのメカニズムについていままで知らなかったのですが、慶應義塾大学が糖尿病の発症メカニズムを明らかにしたプレスリリースに掲載されていたので、転載します。


糖尿病の患者数は2000万人と、炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎の20万人を比べると100倍も存在することを考えると、私たちが考える以上に、リーキーガット症候群になりやすいと言えます。


今回のプレスリリースで明らかにされたメカニズムは、こうです。

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①4週間、脂肪分を60%含む、高脂肪食をマウスに食べさせた
②腸管上皮で、 タンパク質の一種であるCcl2(Chemokine C-C motif ligand 2)の産生が増加した
③Ccl2は、白血球のマクロファージを集めることができる
④腸管上皮にマクロファージが集まる
⑤マクロファージが腸管上皮のバリア機能を破綻させる(リーキーガット症候群)

⑥バリア機能の破綻によって、「腸内細菌由来の毒素である LPS」や血液中の「炎症性物質」、「炎症性サイトカイン」が上昇する。
⑦これらの物質が血中を循環し、インスリンの効きやすさを決める脂肪組織や肝臓に達し、インスリンを効きにくくする(糖尿病)
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プレスリリースで明らかにされなかったこともあります。

・高脂肪食を食べると、マクロファージが 腸壁を攻撃しているが、食べ物を攻撃するのではなくて、腸壁を攻撃している理由はなぜか?
・ 食べ物を攻撃しているときに、誤って、腸壁も攻撃しているかもしれないが、そもそも食べ物を攻撃するのはなぜか?

これらのことは今後の調査を待つしかありません。


高脂肪食にはこうした影響があることを知って、高脂肪食ばかりの食事にならないように気をつけたいと思います。 

それにしても、ポテトチップスとか、、、、。スナック菓子とか。。。食べにくくなるなぁ Σ[´Д`;]