横浜市立大学の研究により、①ベーチェット病の感受性遺伝子の特定が進み、また、②ベーチェット病の発症には病原体の関与が強く疑われることが明らかになりました。

感受性遺伝子についてご存じない方は、誤解を防ぐために下記をご覧ください。


すにで判明していたベーチェット病の感受性遺伝子は、難病情報センターの情報によると次の5つです。

・HLA-B51
・HLA-A26(日本人に多い)
・L-23受容体
・IL-12受容体β2鎖
・IL-10
 

今回、横浜市立大学の調査により6つが加わりました。(2017年2月7日発表)

・「IL1A-IL1B」
・「RIPK2」
・「ADO-EGR2」
・「LACC1」
・「IRF8」
・「CEBPB-PTPN1」

あわせて次のことが発表されています。

① IL-1αの皮膚バリア機能の低下によって、侵入した病原体への過剰なIL-1βを介した免疫反応がベーチェット病の発症メカニズムに関与することが示唆された。

② 本研究において判明した感受性遺伝子の多くが、炎症性腸疾患であるクローン病や、感染症であるハンセン病と共通する


③ 
クローン病とベーチェット病は症状や検査結果に多くの共通点があり、本研究の結果から両疾患の遺伝的背景も近いことが分かった

④ ハンセン病はらい菌による感染症であることからも、ベーチェット病の発症に病原体が関与していることが強く示唆された
 
⑤ 
本研究の遺伝学的成果は、環境要因として考えられている病原体の存在がベーチェット病に強く関係していることを示唆するものであり、今後の環境要因の解明にも大いに貢献するものと考えられる。


つまりは、感受性遺伝子を持っているからと言って病気になるわけではないことを前提に、まだ判明していない病原体の感染がベーチェット病の原因となっていることがより強く認識できるようになったようです。


難病情報センターのサイトには次のように書かれています。

一方、外因についても以前より虫歯菌を含む細菌やウイルスなどの微生物の関与が想定されてきました。ベーチェット病の遺伝素因を持った人に、これらの微生物が侵入すると異常な免疫反応が炎症を引き起こし、結果としてベーチェット病の発症に至るという考えが有力です。最近明らかにされた疾患感受性遺伝子には微生物に対する生体の初期反応に働くものも含まれており、この仮説の妥当性が検証されたと言えます。これからの研究の成果が期待されます。
 

私はいま、歯周病菌が原因のひとつではないかと疑っていて、歯周病対策に以前に加えて力を入れるようになりました。

というのも、ベーチェット病の副症状のひとつ単純性潰瘍になる前から、恥ずかしながら歯周病の自分を認識していたからです。

もちろん、歯周病原因説は私の勝手な推測ですが、医学の発展を待つ間、自分ができる範囲のことをやろうとすると、まずは歯周病対策を実施することができるのではないかと思っています。