2017年03月

昨日(2017/03/29)に、NHKで報道された研究がとても興味深いです。

正常な大腸上皮細胞を1つ取り出し、1か月間培養して、およそ100万個にしたあとに大腸に戻して完治させるというものです。

マウスを使った実験では症状を完治させることに成功したという事実に、明るさを感じます。

もちろん、患者に適用されるまでまだ時間のかかる技術だとは思いますが、
しかし、このニュースが私を含めて、患者のみなさんの気持ちを明るくしたのは確かだと思います。




大腸上皮細胞とは
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大腸上皮幹細胞を採取
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1ヶ月かけて100万個に増やします。
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増やした幹細胞を大腸に戻します
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この研究のポイントは「完治」・「再生医療」の2点です。

「完治」とは一旦どんな状態を指すのでしょうか?

これは同じ東京医科歯科大学が発表した内容で分かります。




完治とは、この「強い酸化ストレス状態」を新しい細胞を使って状態を変えることだと私は個人的に考えています。




東京医科歯科大学のサイトを探してみると、5年前以上前からとり組んでいるようです。
まずは、幹細胞の培養技術から。



再生医療といえば、「倫理的に問題のあるES細胞」と「倫理的な問題のないiPS細胞」の2つが有名ですが、ここに「自分の細胞をそのまま培養して戻す」という新しい技術が加わります。

「iPS細胞」は日本の技術です。こうした再生医療をリードしたい政治的な判断もあったのかもしれませんし、安倍総理が潰瘍性大腸炎であるという事実を「忖度(そんたく)」した結果かもしれません。





東京医科歯科大学のサイトをみると、大腸上皮細胞だけでなく、小腸上皮細胞でも実験が成功しているようです。小腸に炎症のあるクローン病の方にとっても研究が進んでいることは明るいニュースになると思います。






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以上です。

この再生医療が成功すれば、ノーベル賞まちがいなし!

東京医科歯科大学の渡辺先生には頑張ってもらいたいですね!!!
 
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ブログタイトルに「腸内酪酸の濃度を高めて」という文字をいれました。

これまで数年にわたり、腸内細菌を増やす取り組みをしてきました。CRPは1.0以下まで下がりましたが、病気が治るまでには至っていません。


ここ数年による医学者による研究によって 腸内酪酸の濃度を高めることによって、治療に役立つことが分かっています。


そこで、これまでの「腸内細菌を増やすという漠然とした考え」より、「腸内細菌が酪酸を作りやすいように支援する」という部分にとり組んでいこうと考えています。



腸内酪酸を増やすには2つの方法があります。
1)酪酸そのものを摂取する
2)腸内細菌が酪酸を作りやすいように支援する



1)酪酸そのものを摂取する
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理化学研究所では、マウスにおける実験で、酪酸化でんぷんを飼料として与えていますが、検索しても、購入はできないようですね。

検索で調べた結果を記事にまとめました。
腸内細菌を育てるスピードと、短鎖脂肪酸を摂取するスピード」に書いたように、リンゴ酢およびぬか床の下の方に酪酸は含まれています。

リンゴ酢を飲んでみましたが、酸っぱすぎて量を飲むことはできません。
「酪酸そのものを摂取する」ことだけでは継続が難しそうです。


2)腸内細菌が酪酸を作りやすいように支援する
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これまでと異なり、より直接的に、「腸内細菌が酪酸を作りやすいように支援」できないかと考え、次のものを摂取するようにしました。

「酪酸菌(ミヤリサン)」「大麦(押し麦)」「イヌリン」「難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)」。

帝人がとり組んでいるバーリーマックスという大麦の情報を見ると、「水溶性食物繊維」「不溶性食物繊維」「フクルタン」「レジスタントスターチ」の4つがキーワードのようです。







バーリーマックスそのものは入手できなかったので、そこで、次の4つを組み合わせることにしました。

「酪酸菌(ミヤリサン)」「大麦(押し麦)」「イヌリン」「難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)」





大麦(押し麦)の卵がけご飯
※卵かけないと臭いがきつくて食べにくいです
f7476005.g









これらの取り組みがよい結果をもたらすことを期待します。



■ 腸内酪酸の濃度を高めるとできること
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腸管上皮バリア機能を回復させることができ、腸内から体内へ侵入する「毒性のある腸内細菌やリポ多糖」の量を抑制することができる。
白血球の暴走を抑制する制御性T細胞(せいぎょせいTさいぼう)を増やすことができる。


炎症性腸疾患に若い人が多いのは、個人的に、若い人が免疫力が高いからと考えています。
免疫を上手くコントロールする制御性T細胞が少ないことで、免疫が暴れるのを抑えきれないということです。

「先生が学級崩壊を抑えきれない」と考えるとイメージつきますでしょうか?
先生が制御性T細胞であり、児童が免疫です。


次は、4月5日(水)に血液検査が予定されています。
すぐにはいい数値がでないとは思いますが、炎症値がすこしでも下がって欲しいです。

 
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ブログのタイトルを変更します。


2015年1月から利用していた「炎症性腸疾患を腸内細菌(ビフィズス菌と酪酸菌)で完治させるよ!」から「炎症性腸疾患を腸内酪酸の濃度を高めて完治させるよ!」 にしました。

腸内細菌を育てる理由は、腸内で産生される酪酸の濃度を高めることと、強く思うようになりました。

腸内細菌が酪酸を産生することから、これまでの「腸内細菌を育ること」と「腸内酪酸の濃度を高めること」は、同じ意味を持っているのですが、

最近あたらしくはじめたことの意味を持たせるために、タイトルを変更します。


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※ 残念ながら、私にはイヌリンは合っていませんでした。摂取は止めています。
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株式会社国際医薬品開発研究所 代表取締役 薬学博士 工藤庄次さんが提供されているPDF「イヌリンと炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)」がとても分かりやすくまとまっているので紹介します。


分かりやすくなればと私のコメントを入れていますが、私は医学者ではない一般人ですので、割り引いてご確認いただければと思います。


このPDF「イヌリンと炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)」で示されていることは、イヌリンの摂取は炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)に効果があるというものです。

イヌリンは腸内細菌のエサとなり、腸内細菌が腸内の短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)を増やします。短鎖脂肪酸が増えると、腸内のバリア機能が回復するので、病気が抑制されるという流れです。

腸内のバリア機能が破綻することをリーキーガット症候群と呼ぶこともありますが、端的にイヌリンの摂取によってリーキーガット症候群が改善されると解釈してもよいと思います。

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このPDFの内容は、イヌリンが炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎とクローン病の改善に効果があるよ!というものです。

イヌリンをはじめて知った方もいると思うのですが、わかさ生活のサイトには次のように記載があります。
イヌリンとは、キクイモやごぼう、にらなどに多く含まれる多糖類の一種です。 イヌリンは糖の吸収を抑制し血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病予防に効果的です。また、善玉菌を増やし、老廃物の排出を促すため、腸内の環境を整える効果も持っています。

Amazonには、イヌリンが販売されていていました。レビューを読むと、便秘解消目的に購入されているようです。
nichie オーガニック 水溶性 食物繊維 イヌリン 500g 10ccスプーン付 UB
ニチエー株式会社
※この商品はまだ購入していません 
※イヌリンには、砂糖を原料とするもの、さとうきびを原料とするものなど、いくつかの種類があるようです。 






また、糖尿病予防にキクイモ(菊芋)の粉末を飲んでる方もいました。急に糖尿病の話がでてきて驚かれている方もいるかもしれませんが、実は、糖尿病と炎症性腸疾患の原因は同じと考えられていますので、糖尿病対策も炎症性腸疾患の対策に効果があると思います。


※この商品はまだ購入していませんが、とても気になっています。


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このページで大事なことは、食事習慣の欧米化(動物性脂肪摂取量の増加と食物繊維摂取量の減小)で患者数が急激に増加の部分だと思います。炎症性腸疾患の患者は、日本よりも欧米の方が多いので、食事の変化関係しているのではと考えられています。腸内細菌の活動を低下させたことで、病気につながっているのではと考えられています。

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このページで大事なことは、腸内細菌の環境を整えることが、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)の有力な予防法であるというところです。


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このページで大事なところは、右上にある「炎症防御因子」の短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸のところです。この短鎖脂肪酸を腸内細菌が作っているのですが、食事内容の欧米化によって、この短鎖脂肪酸を作る能力のある腸内細菌の絶対量が減っているのが問題ではないかと考えられています。

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年々患者が増えています。
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潰瘍性大腸炎やクローン病の発症に、腸内細菌が関わっていると記載しています。

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潰瘍性大腸炎の患者73名と、クローン病の患者23名の便糞になる短鎖脂肪酸(プロピオン酸と酪酸)の濃度を、健康な人と比べた結果、これらの患者は短鎖脂肪酸が減っていることが分かっています。


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短鎖脂肪酸にはいくつかありますが、代表的な酢酸(さくさん)とプロピオン酸と酪酸(らくさん)の3種類を健康な人を比べると、3つとも減っていることが分かります。

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イヌリンという物質は、腸内の善玉菌(ビフィズス菌や乳酸菌)を増やすことが分かっています。
イヌリンを摂取すると、どうなるのかというのが次に示されています。



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イヌリンを摂取すると、人間の大腸で、短鎖脂肪酸のプロピオン酸が増えることが分かっています。

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イヌリンを摂取すると、人間の大腸で、短鎖脂肪酸の酪酸(らくさん)が増えることが分かっています。
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イヌリンを摂取すると、人間の大腸で、悪玉菌を減らすが分かっています。
とくに、上行結腸(じょうこうけっちょう)で減っていますね。

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このページでは大事なところは、イヌリンは短鎖脂肪酸の産生を増やすので、潰瘍性大腸炎やクローン病の治療に有用であるという部分です。
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このページで大事なところは、イヌリンが善玉菌のビフィズス菌のエサになり、酪酸が作られること。この酪酸が大腸のバリア機能を改善させるという部分です。
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イヌリンが、腸内細菌のビフィズス菌の活動によって、酪酸(らくさん)になります。この酪酸が病気を改善してくれます。

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ラットを使った実験結果です。イヌリンを摂取させると、IgAとムチンが増えることが分かっています。

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ラットによる実験で、イヌリンを摂取させると、腸管上皮バリア機能が復活します。
左のグラフは、破綻した腸管上皮バリア機能から腸内細菌が入り込むことを示しており、イヌリンの摂取によって、侵入した腸内細菌の量が減っていることを示しています。このことで、腸管上皮バリア機能の改善が確認できています。

腸内細菌の中には毒をもっているものが存在します。右側のグラフはその毒の量が減っていることを示しています。


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イヌリンを摂取させると、潰瘍の面積が縮小されていることが示されています。
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イヌリンを人間の患者に毎日12g投与した結果です。
潰瘍性大腸炎の炎症が少なくなっていることを示しています。
※私は、Calprotectinについては理解できていません。この量を計測することで炎症度を測ることができるようです。
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イヌリンを人間の患者に毎日15g投与した結果です。さきほどの12gよりも3g増えています。
クローン病が改善されていることを示しています。

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重篤な潰瘍性大腸炎であっても、イヌリンが効果があることが示されています。
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イヌリンの摂取が効果があるとまとめられています。イヌリンだけでOK!というところまでは言えないので、通常の治療と併用した方がよいと書かれています。

以上です。


昨日からAmazonでイヌリンを購入するか、キクイモを購入するか悩んでおりますが、どちらかは購入して試してみたいと思っています。 
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これまでの独自調査により、

炎症性腸疾患を完治させるには「短鎖脂肪酸のひとつ酪酸(らくさん)を産生する腸内細菌を育てる」ことが有益だと考えていたのですが、

それと同時にできることとして、

「その酪酸を口から摂取することの方が即効性がある」のではないかと考えるようになりました。



つまり、

①時間がかかるけど確実な「短鎖脂肪酸のひとつ酪酸(らくさん)を産生する腸内細菌を育てる」
②即効性のある「その酪酸を口から摂取する」

を組み合わせることで、早くそして、確実に完治できるのではと考えたのです。

ネットで酪酸(らくさん)を摂取できそうなものを探してみたところ、2つ見つかりました。

ひとつは「リンゴ酢」。
ブログ記事「自己免疫疾患のリウマチを完治させたイギリス女性の取り組みが僕と同じで、自信を深めた」で紹介したイギリス女性はリンゴ酢を飲んでいました。







もうひとつは、「ぬか床」。
ためしてガッテンによると、酸素を嫌う酪酸菌はぬか床の下の方で酪酸を作っているそうです。



昔の日本人があたり前に食べていたと思われる「ぬか漬け」。そして、その「ぬか漬け」には酪酸(らくさん)も含まれていることを考えると、なかなか良い策ではないかと思いました。


 
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